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息子のざっくり教育方針について

懸賞 2023年 05月 27日 懸賞

今年の9月に、日本でいう「小学校」にあがることになる我が息子N太郎
早いものですね

育児は、他の人たちと多く関わり、助けをもらいながらしていることなので、どの程度ブログに記載するかどうか悩み、結局何も載せることなく今に至ります。
他の人たちに影響がない範囲で、少しだけN太郎のことを記していこうと思います。

母になって5年超が経過し、まだ自分が親である事実に驚きます。植木鉢の植物さえ枯らしてしまう私が、人の親かという種類の驚きです。
生後9か月で復職しており、ただでさえ子の成長はあっという間だというのに、仕事で一緒にいる時間は本当に限られています。その代わり、近所に住む義実家のノンナ(N太郎のおばあちゃん、マリートの母)が全面サポートをしてくれて、N太郎はのびのびと育っています。
夫が子供のときから住んでいるアパート(義実家)に、今度はN太郎が毎日行き来するようになり、夫の幼少期を知るご近所さんからも、声をかけてもらい愛情を受けて育っていることは、私としてもとても嬉しいことです。

北イタリア・ミラノは、たぶんイタリア全土の中では、地方出身者の多いエリアで、都会にありがちな、ご近所さんとのつながりが希薄な印象が持たれがちですが、それでもイタリア国内ということもありつつ、またノンナが培ってきたご近所付き合いも手伝い、いろんな人から名前を呼びかけ挨拶してもらいます。いつも思うけど、いろいろ不便はあれど、老若男女問わず、既婚未婚等の属性問わず、イタリア人はみんな、子どもには優しい。
そこに甘やかされ、自己肯定感高めに育ってくれれば、何よりと思います。

子育てって、自分がどうやって周りから育てられてたか、嫌でも忘れていた記憶をすべて蘇らせて、棚卸しを済ませた後、自分は我が子をどうやって育てるか決めるという工程が発生するように思います。

自分がどう育てられたか・・・

結論として、人に助けてほしいときに助けてと言えない、自己肯定感低めに育てられたと思っています。誰かを恨むつもりは毛頭なく、私が子どもだったころの教育は、そういうのが主流だったので、私の親に関してもそれに沿ったものだったにすぎません。
今思うと、そこまでダメ出ししなくても良くない?となることも。ダメ出ししたとて、当時ダメ出しされた弱点(ずぼら・忘れっぽい・整理整頓が苦手・字が汚い・数字に弱い ect.)は、今もそのままで、でも社会ではなんとかやれています。
大人になってから困る、社会に出てから苦労する、と散々言われてきましたが、困ったときに、次困らないギリギリのところまでは改善して、今に至っているので、当時それほど深刻になることでもなかったんじゃない?と言いたいけれども、当時の親は親でそれなりに必死だったと思うので、余計なことは言いません。

ただ、助けてほしいと言えない、自己肯定感が低い点は、あとあと遭わなくていい痛い目に遭っている過去を振り返ると、息子にはそうなってほしくないと願っています。

最近安易なまでに使われているきらいのある、「自己肯定感」
全部それで片付けるわけにはいかない事情もありますが、平たく言うと
「困難な状況になったときに、たぶん(きっと)自分ならできる」
「困難な状況になったおきに、たぶん(きっと)言えば他の人が一緒に考えてくれる・助けてくれる」
という、二つの信じるスキルのように思います。
スキルなので、トライ&エラーを繰り返し、習得していくものと言えます。
いずれも、幼少期の成功体験が大きく起因している点、なんとなくいろんな教育論で語られます。
私はというと、「自分のことは自分で」「どうして、○○ができないの?」「勉強しなさい」「数学な得意なお兄さんから、いくらでも教えてもらえるじゃない」
大人が口を開けば、私ができていないことを指摘する内容がほとんどでした。
唯一褒められたことと言えば、英語と筆記体を書く字のうまさとかでした。(日本語の字のほうは、都度ダメ出しされていましたが。。)
「自分は英語が得意なんだ、英語を書くのがうまいんだ」とほぼほぼ、思い込みに近い自信が生まれ、英語だけは常に人並み以上の成績でした。

褒められるって、子供にとっては大きな自信の源になるし、頑張るエネルギーになるのではないでしょうか。
結局、人間のモチベーションが上がるのは、「できる」という自信を周りから与えてもらってなんぼなのでは、といのが私の仮説です。何なら、思い込みで十分だと思います。

上記のような体験から、N太郎に対しては、「できることは褒める」「できないことも、できていると褒める」「それでもできないことは、目をつむる」方針で行こうと思っています。
そして、着替えもできるし、靴も履ける我が子ではありますが、「手伝って」と言われたら、「自分でしなさい」と言わず、手伝うようにしています。
一時期は、自立を妨げると言われていましたが、最近では手伝ったほうが自立を促すという統計的な数字が出ているとのこと。
愚かな親と言われようとも、なるべく根拠のない自信をもって生きていけるようになって欲しいと思っています。

怒るポイントは以下に、極力絞るようにしています。
人を傷つける・侮辱する言動をとったとき
危ないことをしたとき

とはいえ、本当に疲れているときは、「はやくしなさい!」と、怒鳴ったり、急かしたりしてしまいます。極力すぐに謝る、自分が早く寝る・やす、で対策しています。
日々反省・・・

しばし息子の好きなこと・苦手なこと・成長していること・日本語学習のことなどなどを語っていきます。


by ayumi_cocca | 2023-05-27 17:09 | 育児 | Trackback | Comments(0)

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