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冬時間と日照時間不足の対策

懸賞 2022年 11月 15日 懸賞

先日お話した、ワイヤレスキーボードに続き、我が家に新たな仲間が加わりました。

2022年は10月30日から冬時間が始まりました。
日本との時差は、夏時間時が7時間(日本の18時が、イタリアの同日11時)
それが冬時間になると8時間です。(日本の18時が、イタリアの同日10時)

日本の皆さんは、名前では聞いたことがあるこの制度について、実生活でどんな変化があるかイメージできないかも。もちろん私もそうでした。
ここにいくつか日常生活における変化をあげてみようと思います。

夏→冬時間に切り替わる夜は、12時に寝て朝7時に起きる人が、1時間寝坊してもまだ朝の7時。1時間多く寝られて、ある意味お得。きっと思春期からイタリアに住んでいたのなら、それもありがたかったのでしょう。しかし、こちとら目覚ましをかけなくても7時前に目覚めてしまうお年頃となったいま、時差ボケのごとくしばらく6時前に目覚めてしまい、二度寝も不発に終わり、昼過ぎの眠気が大変なことに。
時間が1時間遅れても、太陽の動きははそのままなので、朝8時だった日の出が朝7時になるという理屈で、出社時の7時半ころは明るい時間に家を出ることになります。(10月末のギリギリ夏時間になってくると、朝7時半はまだ日の出前となる)
朝明るくなるということは、仕事が終わるころには、もう真っ暗になるのが冬時間

この日の入りの早さがとっても滅入る私です。
たびたび、ブログで嘆き悲しんでいますが、冬寒いのはいい!日照時間が短いことと、その短い日照時間中にも曇りとか霧とか雨とか、勘弁してくれ~、というのがミラノの冬のであります。きっと、イタリアより北のヨーロッパに住む人からすると、もっと大変なのでしょうが、ここより北に住んだこととがない私は、当社比最北なので、この嘆きについても多めに見て頂きたいです。
春の訪れる気配がするだけで、異様にテンションが上がる事象については、以下の記事をご覧ください。こちらの事象は日本に住んでいる頃はありませんでした。
春は花粉、初夏から夏は梅雨と台風の低気圧で起こる頭痛のせいで、さほど待ち遠しいものではなかったのも一因です。

とにかく暗い冬、特に冬至過ぎて1ケ月くらいまでは、沈みがちな気持ちを必死で持ち上げながら生活しています。そんな私にぴったりと思われるアイテムを入手しました。

めっちゃ明るい光が出る照明です。
一般的には、「光療法」と表現されるのですが、睡眠障害や冬季うつ病の治療に使われることもあるそうです。私はイタリアのA〇azonで一番売れているという謳い文句と(購入時点)、コメントの多さで、以下のサイトのものを購入しました(PRではありません)

冬時間と日照時間不足の対策_d0260834_22031899.jpg
朝起きて身支度をする台所で、テーブルの上に設置して使用しています。部屋を出たり入ったりするので、実際の照射時間は30分程度だと思います。そして、11月本日時点で家を出る時間は明るいのに、すぐに使いたくて使っている部分もあるので、まだ効果のほどはそれほど分かりません。そもそも、医療の現場で使われるような仕様にはなっていないはずですので、気休めと言われればそれまでかもしれませんが、とりあえず沈みがちな気分を、少し上げてくれればうれしいなと思っています。

余談ですが、今年の10月の天候は例年より好天で気温も高め、コロナによる制限もすっかりなくなった今、直近2年外出を控えていた人々が観光地に押し寄せ、ニュースではミラノの大聖堂界隈のレストランは、週末ともなると予約なしで入れないと報道されていました。
11月に入り、やっと例年通りの曇り空雨模様の天気に戻りつつあります。少なくとも10月の天候のおかげで、冬の悲しい気持ちは先送りできています。

今年の冬を、以前よりも楽しく越せることができたら、また別途感想をしたためるつもりです。


# by ayumi_cocca | 2022-11-15 18:30 | イタリア生活 | Trackback | Comments(0)

スマホ中心でも、入力スピード化

懸賞 2022年 09月 11日 懸賞

小さな変化、しかし私には大きな革命がひとつ

ワイヤレスのキーボードを入手しました。イタリアのAmazo〇で吟味に吟味を重ねて、コメントを読み漁り、購入に至った次第です。


理由としては、手持ちのスマホを使って、ブログ更新や友人とのメッセージのやり取り、SNSのアップデートをもっと快適に、スピードアップを図りたかったからです。


話は少し変わりますが、最近の若い人は、キーボードよりスマホでの入力が早いと最近知りました。正直、ジェネレーションギャップを禁じえません笑

私が学生の頃は、レポートはすべてパソコン入力したものでしたので、機械に疎い私でも、当時ブラインドタッチを習得していました。いま思えば、インターネットが普及し始めていて、自由に出入りし利用できるPCルームも学校にあり、環境が整っていました。むしろ今のほうが、個別にラップトップPCを所有して、その機会が多いかと思いきや、むしろすべてスマホ・タブレットでことが済んでしまうところまで、世界が進んでしまったのですね。


そういう経緯もありまして、世代的にはスマホ以前にPCを使う時期のほうが早かったので、キーボード入力が快適なのです。フリック入力は、恥ずかしながら、未だに習得していません。スマホの入力は、キーボード型のローマ字入力のため、ボタンが小さくそのせいでご入力が多発です。生来のせっかちが手伝い、一読して確認すべきものを、誤入力のままメッセージ送付・ブログ更新は日常茶飯事で恥ずかしい限りです。



手に入れたキーボードは以下の通り。
スマホ中心でも、入力スピード化_d0260834_06525900.jpeg

スマホの良さって、(何を今さらと言われるかもしれませんが)その起動の速さだと思います。パソコンは、起動パスワード入力立ち上がるのを待つソフトの起動と工程が多い上に時間もかかりすぎる。その点なかなかブログを家で更新できない理由になっています。言い訳ですけど。。

それに反してスマホは、指紋認証アプリ起動となるし、これに文字入力の速さが加われば、スマホの画面で文字入力をするより、ずっと快適になります。


実はこの記事も、長距離移動の途中で執筆中

これから、ブログの更新頻度爆上がりとは言いませんが、少しは頻繁にできたらと思ったり、自信がなかったり。

今後も温かく見守っていただけると幸いです。


# by ayumi_cocca | 2022-09-11 06:52 | Trackback | Comments(0)

九月の休暇とイタリアの有給休暇について

懸賞 2022年 09月 04日 懸賞

2017年に出産し、2018年の初夏には復職しているわたくし

イタリア国内で雇用された労働者の休暇は、正規の工程をふんでいれば、どんな業種・職種でも決まった有給休暇が与えられ、それを享受することが半ば強制的に義務付けられています。
正規の工程を踏んでいれば、というのは大切な条件で、会社や雇用者は一人を雇用するのに、かなりの税金を国に払う必要があり、それを避けるべく正式な雇用関係を結ばずに、ネーロ(黒、闇雇用の意味)で働く人を雇う会社も一定数いるようです。
その場合は、適切な有給はもちろん、各福利厚生をはじめ失業時の補償もありません。その分給料は多少良いとは聞きますが、不安定要素が多く、どの程度のメリットがあるのかは、実際のところ不明です。
なぜ、そこまで積極的な有給取得を会社が推進するのかというと、消化できていない有給が一定数に達すると、どうやら国がその休暇に対し、会社へ税金を課するらしい。それらは、本来であれば課される必要のない税金なわけで、会社としては払いたくない。
また、社員が何らかの理由で退職をする際、未消化の有給については全額精算し、退職者に支払わなければならないという。
一人を雇用すると、それに伴いかなり費用が掛かりリスクである点、経営者側としては、ネーロで雇用したくなる事情も、それなりなのかもしれません。それによって、雇用される側が搾取されるべきではないと思いますが。

幸い正規雇用で働いている私は、ざっくり計算で年間30日ほどの有給を所有しています。日本において付与される有給と大差がないのですが、すごいのは会社からかなり積極的に消化を催促されることだと思います。
各会社や部署によってもその風潮は異なるようですが、私の会社・部署においては、とても取得しやすい環境にあります。とてもありがたい!
会社によっては(特に製造業)、8月やクリスマス-正月の時期に会社を閉鎖して、社員は同じ時期にそろって有給を消化することもあるようです。
しかしながら、私については上記に当てはまらず、8月やクリスマスも、イタリアの祝日以外はカレンダー通り勤務です。その界隈の取得については、部署内で調整をし、著しい欠員が出ないよう調整して、時には譲り合いの精神で申請をします。
クリスマスから大みそかまでの一週間はAさんがとり、同業務のBさんはお正月からの一週間とるみたいな感じで。

確かに多くの人がお休みの時期に働くのは切ない部分もあるけれど、メリットとしては、時期をずらして取ると、旅行をした場合にかかる経費がかなり節約できるという点です。(お盆の時期に、飛行機や新幹線が値上がりするのと同様、イタリアでもハイシーズンは費用が高くつく)
デメリットとしては、日本の保育園制度と異なり、8月については完全に学校が閉鎖されるので、通常業務のある私たちは、事前にベビーシッターさんとスケジュール調整をして、毎日になるとそれなりに出費もかさみます。

2018年に復職してから、今年2022年に至るまで、夏季休暇は毎年九月に取得しサルデーニャ島で過ごしています。イタリア本土西側に浮かぶ、イタリアとは多少異なる独特の文化があり、日本における沖縄同様ご長寿が多い島です。毎年車でジェノバ港へ行き、自家用車ごとフェリー船に乗り込み、一晩ギャビンで睡眠を取り、朝にはサルデーニャ本島に到着、滞在はキャンプ場のバンガローで宿泊するスタイルをとっています。
飛行機で移動する手段をとる人もいますが、子連れだと荷物が増える上、夫はワインを最低1ダース買いこんで車に積み込む人なので、大量の荷物も同時に移動させられる点で断然車が便利です。


さて、そんな九月の夏季休暇ですが、今年が最後になります。
というのも、理由は明白でして、来年の九月からN太郎はとうとう小学校にあがるので、就学児となってから、学校開校時に子を休ませて休暇を取るわけにはいきません。
九月の休暇は、移動する人も少ないので、より一層のんびりできるのはありますが、八月より天候が不安定なこともあり、1-2日は雨天に見舞われます。そして、九月の旅行で安くあげても、八月のベビーシッター代で結構なお金が飛んでいくので、出費としてはプラスマイナスゼロになるように思います。

蛇足の補足として、一週間超旅行へ行くなんてセレブ!と思われる方もいるかと思われますが、蓋を開けると、非常に慎ましい旅程です。
EU圏内概ね陸続きとなっている事情から、ヨーロッパ各地から、車・またはキャンピングカーでイタリアまでやって来る旅行者が少なくありません。そんな理由から、イタリアの観光地とその周辺には、相当数のキャンプ場があり、テントを張って寝泊まりするドイツ人始め多くの人が利用しています。我々についても例外なくキャンプ場のバスルーム・キッチン付きのバンガローを利用します。シーツやタオルは有料のことがほとんどなので、それらを持参するのはもちろん、調味料・使い勝手が良い調理器具・調味料もすべて車に詰め込みます。
つまり、ホテルで優雅に食事つきの生活をするわけではなく、すべてセルフサービス、出発前の荷づくりは夜逃げ準備をしているほど、あれもこれもとカバンや段ボールに詰め込みます。
ともあれ大事なことは、仕事を離れ自然に触れて、家族で楽しく過ごすことです。仕事のないときは、料理も掃除も洗濯も、そんなに負荷とはなりません。おかげで宿泊費は安くあがりま

五月に日本へ帰国の後、大きな休暇を取っておらず、既に年に何度か長期休暇をとる生活に体が慣れてしまい、この暑くて太陽のまぶしい季節に、三か月まるっと働くのは、なかなか大変でした。
あと少しで休暇と言い聞かせながらも、少し息切れ状態であります。
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去年の写真
水辺と自然が待ち遠しい!

# by ayumi_cocca | 2022-09-04 06:51 | イタリア生活 | Trackback | Comments(0)

自転車でちょっと公園へ

懸賞 2022年 08月 24日 懸賞

夫と私、種類や金額に大きな違いはあれど、どちらも似た時期に自転車を購入し、ミラノにおける自転車ライフをエンジョイしています。

2022年6月某日、ことの始まりは、スマホに届いたマリートからのとあるメッセージ

「600ユーロの自転車を買った」
常々、自転車が欲しい話はしていたのですが、大きな買い物をする場合は、それがたとえ自分の財布から出すものだとしても、通常私におうかがいがきます。
パソコンの周辺機器等は、結構こだわりがあるので、モニターなど大きい買い物をするときは、一応私の稟議申請がくる。
それが今回は一切なし、なんの前触れもなく事後報告でした。

とはいえ、自分で稼いだお金ですし、普段の生活の影響がなければ私としても問題なかったのですが、興味本位で即購入の経緯を聞いてみました。
普段は1000ユーロ超するであろうロードバイクが、セールでかなり値下げされていて、在庫はその一点だけだったから、ここで買わないと、次買うチャンスはなかなかないと、思い切ったそうです。

その後、毎日届く周辺パーツ笑
居間に工具をひろげて、どんどんバージョンアップをしていました。
後日、私たちがよく行く広大な公園で、ツーリングデビューしたところ、パパの乗る自転車に同乗したいN太郎が大騒ぎ。(その日は、私が車でN太郎を公園まで連れて行き、指定の場所で待ち合わせました。)
N太郎の「自分も一緒に乗りたい」騒動を経て、マリートは子のいる友人に、後部座席につけるチャイルドシートをもらう段取りをし、またしてもバージョンアップ

マリートとしては、私にも同等の自転車を買って欲しいようで、再三催促されたのですが、先日バスルームを改修した身としては、今後のことを考えて、無計画な買い物をしたくないときっぱり断りました。
それでも、中古で安いママチャリでもあれば便利かしらと、自転車通勤している同僚から、中古の自転車を買うためのサイトを教えてもらい、何となく条件を絞って眺める日が続いていました。
そこで、私の条件に合う自転車に出会ったので、夫を介して連絡を取ったのが、とある7月の日曜日。受け答えから、怪しい人でないことは分かったので、見せてもらう日を問い合わせたら、当日の午後3時と言われ、指定の場所へ。
夫が立ち会っていたので、夫はからいのもと、周辺を一区画その自転車で一周さえてもらうことに。イタリアで新品の自転車を買うと、後ろの荷物置きや、ライトなど付属品は後付け(つまり、新規購入では含まれていない)が多く、追加購入が必要なことが、私のイラッとポイントなのですが、その点中古のこの自転車に関しては、最低限必要な付属品はすべて備わっていました。
かつ中古とはいえ、最適なメンテナンスがされていることが分かったので、即購入
夫は、息子と車で家に帰り、私は自転車に乗って自宅まで帰宅しました。(久しぶりの自転車で足ガクガク)

というわけで、8月某日、かたや新品ロードバイク、かたや中古ママチャリで、週末公園をツーリングすることに。
人口池や、森林、自転車用サーキットもある広大な某公園までは、片道5kmくらい
想像以上に楽しかった、というのも夏の暑さも厳しいながら、走っている間は風を感じるし、のんびり走る分にはそれほどきつくない。(ただし、服は汗だく)
何より、ミラノ市内から自転車で20分も漕げば、手入れされた自然とのどかな空気が楽しめる。夫の自転車の後部席にヘルメットをかぶり大人しく座るN太郎の後ろ姿さえ、いつも以上にかわいく見えるのは、運動する爽快感と青い空のせい、それとも太陽を浴びてセロトニンが大放出しているおかげでしょうか。マリートにおいても、リモートワークが中心となり、通勤としてさえも外出する機会がめっぽう減った立場上、自転車での外出は、閉鎖された車内での移動よりずっと楽しそうです。
それが予定のない週末の恒例行事になるのは、想像にたやすい話です。

9月に待ちに待った休暇が始まります(8月は夫婦ともどもカレンダー通り)その時に、車の後ろに自転車を積載して、休暇先に持って行けないかな~なんて、ひそかに願っている。でもそれは、マリートには言わないわたくし
なぜなら、私が言わなくても、遅かれ早かれそうするに違いないと踏んでいるから

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丁寧に手入れされていて管理された公園(もはや森)のなかは涼しくて、癒される空間
自転車でちょっと公園へ_d0260834_21141675.jpg
私たちのお気に入りの人口池
8月にはミラノ市内から人が消えるけれど、Ferragosto(8/15)の祝日以降、徐々に人が戻り、先週末には、水辺に水着で日光浴する人もちらほら
近くにバールがあって、N太郎はそこでおやつを食べながら、片方がN太郎のそばにつき、もう片方はマリートのマウンテンバイクに乗って、一人でこの周辺を一周するのが日課になっている

# by ayumi_cocca | 2022-08-24 01:24 | イタリア生活 | Trackback | Comments(0)

お風呂場のリフォーム

懸賞 2022年 08月 21日 懸賞

7月にとうとう、とうとう、お風呂場の改修を終えて、ブランニュー・バスルームが誕生しました!

N太郎が産まれる前に義実家の近所にマイホームを購入し、N太郎が産まれて間もなく住み始めて、かれころ5年近く経とうとしています。
ざっくりとことの経緯を記してありますので、こちらをご参照下さい。

イタリアは、家(アパートメント)を一戸購入したら、それで終わりではありません。日本でも遠からずそうでしょうが、それと比較しても長い長い道のりが待っています。
もともと夫の祖母(父方)の家だったそこは、それに加えて、彼女が残していった遺品を整理することから始まりました。部屋のみならず地下にある、8畳以上あるであろう物置も、天井までびっしり物にあふれていました。物置には、現在もなお彼女の使っていた(ガーデニングが趣味だった彼女の)鉢植えが残っていますが、多くのものは、我々がこの家に住み始めてから夫がせっせと車に積み込み、市のゴミ集積場へ捨てに行き、叔父叔母が残していった私物は、機会をみて彼らに直接引き取ってもらったりという、なんとも地道な作業で処分していました。

そして一番困難を極めるのが、家の改修です。
イタリアでは一般的なのですが、不動産業者を介して購入した家であっても、前の住人は台所のコンロやオーブンさえも取り外して出ていくそうです。備え付けでそろっている日本とは大きく異なり、すべての家具をそろえ改修するところから始まります。

何が言いたいかというと、やっとマイホームを手に入れたとしても、それ以外のものをすべてそろえるのには、プラスアルファで相当のお金と時間がかかるということです。
忘れもしない2017年12月N太郎が産まれた年の暮れに、会社の給料が振り込まれるまでの1週間くらい、口座の残高が50ユーロを切ったことがありました。こんなに残高が減ったのは、社会人になってから、最初で最後であることを願います。
結局、最低限住める状態で住み始めた折には、私もマリートも貯金はすっからかん。幸い二人とも定職・定収入があるので、マイナスになることはありませんでしたが、その後毎年ちょっとずつ家の修復を進めていました。当然今でも、大した貯金はできていません。
窓(サッシごと分厚い二重ガラスに)、エアコン設置、廊下やリビングの家具等々、毎回普通に2000-3000ユーロが飛んでいくので、(コロナ禍で、手つかずの期間が若干あったものの)年に一回程度バージョンアップを図っています。

そしてとうとう今年、我が家のリフォーム案件真打ちともいえる、お風呂場・トイレ(欧米の一般的なユニットタイプ)に着手することに。ここは、マイホーム購入時に件の理由から、一切手を付けられず、夫のおばあちゃんが使っていたそれをそのまま使っていました。使えるのだけれど、とても不便が多いものの、もうそのストレスにも慣れるんじゃないかというくらい、時間が経っていました。
今回かかる金額は、今までの倍以上、水回りの本格的な工事もあるので、床/壁タイル・洗面台・トイレ(いわゆる便器)・バスタブ等の材料費 プラス 工事費もかかりました。
夫とどのような間取りにするか、床の色は、壁のタイルの色は等々検討し、最終的にマリートに一任する形で細かいものを依頼しました。

以前のバスルームは、シャワー室しかなく、バスタブがなかったので、私が出した条件は、大きくない我が家のバスルームに入る大きすぎないバスタブが欲しい、でした。

資材がそろい始めたのが6月下旬。そしてかねてから見積もりを取っていた改修業者から、連絡が来たのは7月第二週、次の週(つまり、7/11の週)から二週間でできると言われました。その時点では、まだバスタブが届いていなかったのですが、勇み足ではありつつも二つ返事で施工開始をお願いしました。
理由は二つ
・この機を逃すと、業者は8月休暇にはいるので、9月開始になってします。しかし私たちの休暇は9月なので、立ち会えない。10月施工だと、遅すぎる。
・7月は、我が家のアパートメント内の住民が、既に休暇などで不在のことが多く、騒音や業者の出入りに際し、住民への影響が最小限になる。
というわけです。

トイレが使えないと住み続けることは難しいので、事前に予定していた通り、ノンナ宅に暫定住まいを移します。会社への行き来の際、我が家に立ち寄り、台所の食材など必要なものは都度取りに行きながら、夫は自宅で在宅勤務をしながら、工事に立ち会うという生活が二週間ほど続きました。

食事の準備をしていると、つくづく思うのが、たとえそれが近場の気心の知れたノンナ宅とはいえ、自宅と勝手が違うので不便だなぁということ。とはいえ、マリートがほとんど準備してくれていたので、その点とても助かりました。
掃除洗濯は主にノンナがしてくれたので、一番楽をしたのは私かもしれません。
最終的に7月最終週に撤廃含めすべての作業が完了したので、新たなバスルームを手に入れ、快適度が格段に上がった我が家に戻り、新たな生活が始まりました。

掃除は私の仕事なので、汚れを貯めないようせっせと掃除して、キレイなお風呂場を維持したいと思います。
お風呂場のリフォーム_d0260834_17165139.jpg
ビフォーアフターの、ビフォーはありませんが、悲願のブランニュー・バスルーム!

# by ayumi_cocca | 2022-08-21 01:37 | イタリア生活 | Trackback | Comments(0)